初めて、自分のために立ち止まった時間
家を出たあとも、
すぐに気持ちが楽になったわけでは
ありませんでした。
先の見えない不安は変わらず、
「これからどう生きていけばいいのか」
答えのない問いを、
ずっと抱えていました。
追い打ちをかけるように、
コロナ禍で、
それまで続けてきたWebの仕事が
次々と止まりました。
仕事がなくなり、
生活の土台が揺らぐ中で、
「このまま
同じやり方を続けていてはいけない」
そう思わずには
いられなくなっていました。
そんな中で出会ったのが、
アロマセラピーでした。
純粋な、本物の香りに触れた瞬間、
感動と癒しを、同時に感じました。
張りつめていた心と体が緩み、
今思うとその頃から
私の魂は静かに
癒やされ始めていたのだと思います。
アロマを通して、
その原材料である植物が、
心や体、魂、そして健康にまで
深く関わっていることを
知るようになりました。
そこから、
それまで後回しにしてきた
自分の体や健康に、
きちんと目を向けるようになりました。
そうして自分の体と向き合う中で、
以前から胸の奥にあった
こんな疑問が、
よりはっきりと浮かび上がってきました。
「同じ環境で働いている人がいるのに、
なぜ、母だけが
病気になったのだろう?」
その頃、
病気の原因は環境だけではなく、
母が抱えてきた感情や生き方も
関係しているのではないかと、
うっすら感じていました。

